イケメンには兜を被らせない―安市城―
『安市城 グレート・バトル』(2018年、韓、キム・グァンシク監督)
「645年、戦の神と呼ばれる唐の皇帝太宗李世民、かれは20万の軍勢を率いて朝鮮半島のコグリョに攻め入った」と暗闇にハングルが流れて読み上げるだけの簡素なナレーションで始まる。そのあと、コグリョの鉄騎兵が整然と陣を敷いた唐の大軍に、『キングダム』のような雄叫び(吹替)を上げながら正面から突撃を試みる。首から下は敦煌壁画の鮮卑軍のような、馬までも重装備だが、イケメンが分かるようにするためか兜は着用しない。
・唐の太宗は戦の神とか呼ばれてたっけ。
・太宗自ら率いて出陣したんだっけ。
開始数秒でさっそく色々疑問が湧いてくる。福岡県の地元に渡来人に作らせた防塁が残っているのを思い出す。あれも唐軍に備えるためとか言ってたような気がするので、当時をイメージしてちょっと気になる映画。まだ両軍は衝突するシーンに至っていないので分からないが、きっと鉄騎兵と重装歩兵軍団の脳筋肉弾バトルが繰り広げられるのであろうと熱く期待して、ちょい見して履歴に残しておき、別の映画も気になったのでそっちを見にいく。(2022年5月13日投稿)
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