史学とは何か―移動都市―
『移動都市 モータルエンジン』を観た。よくわからない最終兵器が使用された「60分戦争」で文明が滅んだすごく先(1000年くらい?)の未来の話。キャタピラーがついた巨大な戦車みたいな移動式都市「ロンドン」が他の小さい移動式都市を捕食しながら東へ向かう。滅んでしまった21世紀の古代文明に憧れを抱く史学科大学生の若者が主人公。「ロンドン」が走って逃げてる小さい都市をかき込むように内部に取り込んでスクラップにしてしまい、そこに住んでる人は奴隷にする。そのとき、失われた古代文明の貴重な機械(トースター)を主人公がスクラップの中から持って帰って移動都市内の「大英博物館」ぽいところに収めようとする。この移動式都市を捕食する際の揺れで収蔵する陶磁器が悲惨なことになったといっていたが、それはデイヴィッドコレクションのことか。あと古代アメリカ文明の遺産であるとしてミニオンズの像が大切に保管されている。ヒロインの父であり、「史学ギルド」長の考古学者のおじさんが古代文明のよくわからん最終兵器「メドゥーサ」を手に入れ、「ロンドン」の実権を掌握して、東方の高い壁に守られた移動しない都市シャングオ(まさかシーアンではあるまいな?)攻撃に向かう。そこからはおそらく突っ込みどころ満載のクライマックスが待ってるはずとワクワクするが、そこに至るあいだ、元人間だったロボットがかつて育ててあげたのにロボットになることを拒否して逃げたヒロイン(考古学者の娘)の一人を殺そうと暴走して追いかけてきて、そのヒロインが主人公に恋していることに動揺して人間の心に戻るも…という人情ドラマがあり、お腹いっぱいで寝てしまう。(2022年2月4日投稿より一部改訂)
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